単身赴任の食事どうしてる?自炊は2割の実態と挫折しない食事術

単身赴任中の男性が平日は冷凍食品や電子レンジで手軽に食事を済ませ、休日は自炊を楽しむ様子を示したアイキャッチ画像

単身赴任が決まって、いちばん地味に困るのが毎日の食事ではないでしょうか。

「自炊したほうがいいのは分かっているが、続く気がしない」
「かといって外食続きでは体もお金ももたない」

この記事では、調査データから見えた単身赴任者の食事の実態と、方法別の費用比較、料理経験がなくても続く食事の組み立て方を解説します。

結論から言うと、無理に自炊を目指すより「平日と休日で方法を分ける」のが最も挫折しにくいやり方です。

目次

単身赴任の食事、みんなどうしてる?【実態データ】

クラシエホールディングスが単身赴任経験者に行った調査では、自炊の頻度は「毎日」が26.7%、「週2〜3回」が29.1%。一方で「まったくしない」も23.3%と、毎日する人としない人がほぼ同数の二極化という結果でした。

単身赴任者の自炊頻度を示したグラフ。毎日26.7%、週2〜3回29.1%、まったくしない23.3%。
単身赴任者の自炊頻度は、「毎日する人」と「まったくしない人」に分かれやすい傾向があります。

また一人暮らし全体の調査では、食事の準備方法として「スーパー・コンビニの惣菜」を使う人が71.0%、「外食」が49.3%と、買って済ませる方法が主流です。

一人暮らしの食事準備方法を示したグラフ。スーパー・コンビニの惣菜71.0%、外食49.3%。
一人暮らしでは、惣菜や外食など「買って済ませる」食事方法も多く利用されています。

宅配の食事サービス利用は約8〜10%とまだ少数派ですが、単身赴任層では健康面の心配を理由に選ばれるケースが増えています

つまり、完璧に自炊している人は少数派で、多くの人は惣菜・外食・自炊を組み合わせて回しているのが実態です。まずは、自炊できない自分を責める必要がないことを押さえてください。

単身赴任中の食事方法として、自炊、惣菜、外食、宅配食を組み合わせる考え方を示した図。
単身赴任中の食事は、自炊・惣菜・外食・宅配食を組み合わせて無理なく続けるのが現実的です。

クラシエHD 単身赴任アンケート: https://www.kracie.co.jp/release/10028484_3833.html

方法は4つ。月額費用と手間の比較表

単身赴任の食事の選択肢は、実質この4つです。

方法食費目安/月手間健康面向いている人
ほぼ外食・コンビニ4.5万〜6万円ほぼゼロ△ 塩分・脂質過多になりがち帰宅が毎日22時以降の人
惣菜・弁当中心4万〜5万円△〜○ 選び方次第スーパーが通勤動線にある人
宅配弁当(冷凍)
※1食600円で概算
3.5万〜4.5万円低(レンジのみ)○ 栄養設計済み健康数値が気になる人・買い物が面倒な人
自炊中心2.5万〜3.5万円○〜◎料理経験あり・帰宅20時前の人

※金額は総務省家計調査(2025年、単身世帯の食費平均44,659円・男性48,977円)と各方法の一般的な単価からの概算です。

ポイントは、自炊とそれ以外の差額は月1〜2万円程度ということ。「毎日自炊すれば大きく節約できる」は事実ですが、続かなければゼロです。

挫折して外食に全振りになるより、続く方法の組み合わせを選ぶほうが結果的に安くつきます。

あなたはどのタイプ?「料理スキル×帰宅時間」で決める

どの方法を軸にするかは、次の2軸で決めるのが現実的です。

  • 帰宅が20時前×料理経験あり
    • → 自炊軸。週末に主菜を作り置きし、平日は焼く・温めるだけにする
  • 帰宅が20時前×料理経験なし
    • → 宅配弁当+パックご飯を軸に、慣れたら味噌汁と副菜だけ自作
  • 帰宅が20時以降×料理経験あり
    • → 平日は惣菜か宅配弁当、自炊は休日のみと割り切る
  • 帰宅が20時以降×料理経験なし
    • → 宅配弁当軸。外食は週2回まで等のルール化で暴走を防ぐ
帰宅時間と料理経験の有無から、単身赴任中の食事スタイルを4パターンに分けて示した早見表。
帰宅時間と料理経験に合わせて、無理なく続けやすい食事スタイルを選ぶのがポイントです。

逆に、自炊軸が向いていないのは、以下の人たちです。

「包丁をほぼ握ったことがない」
「帰宅時間が読めない」
「出張が多い」

この条件で自炊を目標にすると、〈食材を腐らせて捨てる→自己嫌悪→外食化〉、という典型的な挫折コースをたどりがちです。

挫折しない食事術5つ

  1. 平日と休日で方法を分ける。
    • 平日は「温めるだけ」、休日だけ自炊や外食を楽しむ
  2. 冷凍庫の容量を確保する。
    • 宅配弁当・冷凍惣菜軸なら冷蔵庫は冷凍室の大きさで選ぶ
  3. パックご飯と味噌汁だけ常備する。
    • 「弁当+汁物」になるだけで満足度が大きく変わる
  4. 「買う店と時間」を固定する。
    • 考える回数を減らすことが継続のコツ
  5. 週1回は野菜の総点検。
    • カット野菜・冷凍野菜でよいので意識的に足す
単身赴任中の食事管理で失敗しやすい5つのパターンを示した図解。平日も自炊を頑張りすぎる、冷凍庫が小さい、パックご飯や味噌汁の常備がない、買う店や時間が毎回違う、野菜を後回しにする例を紹介している。
単身赴任中の食事は、頑張りすぎず「続けやすい仕組み」を作ることが大切です。

失敗しやすいパターン

  • 赴任初日に調理器具一式を買い込む
    • → 使わないまま帰任時の処分品になりがち。最初はフライパン1つで十分
  • 「節約のため自炊」と宣言する
    • → 二極化データの通り、続くのは半数以下。宣言よりも仕組み(買う店の固定・冷凍ストック)が有効
  • 外食のルールを決めない
    • → 平日夜の外食が習慣化すると食費は月6万円超も。回数の上限だけ決めておく
単身赴任の食事管理で失敗しやすい3パターンを示した図解。調理器具を買い込みすぎる、節約のため自炊と宣言する、外食のルールを決めない例を紹介している。
単身赴任中の食事管理は、気合いで頑張るよりも、最初に続けやすい仕組みを作ることが大切です。

よくある質問

私が知人や同僚、後輩などに聞かれたことのある質問をQ&A形式で以下にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

Q. 単身赴任の食費は月いくらが普通ですか?

A.総務省家計調査では単身世帯の食費平均は月44,659円、男性は48,977円です。外食が多いほど上振れします。方法別の目安は本文の比較表をご覧ください。

総務省 家計調査(単身世帯食費): https://www.stat.go.jp/library/faq/faq19/faq19a05.html

Q. 料理をしたことがなくても自炊を始められますか?

A.可能ですが、最初から夕食のフル自炊は挫折しやすいです。味噌汁や副菜など1品だけの「部分自炊」から始めるのが現実的です。

Q. 宅配弁当は割高ではないですか?

A.1食600円前後〜で、外食(1食1,000円前後)より安く、自炊よりは高い中間の位置づけです。栄養設計と手間ゼロを込みで考えると、帰宅が遅い人には合理的な選択肢です。詳しくは比較記事(※記事02への内部リンク)で解説します。

Q. 健康診断の数値が心配です。何から変えるべきですか?

A.まず頻度の高い食事(平日の夕食)を変えるのが効率的です。塩分・カロリーが計算された宅配弁当に平日だけ置き換える方法が、意思の力に頼らない分続きやすいです。※個別の健康状態に関する判断は医師にご相談ください。

まとめ:完璧な自炊より「続く組み合わせ」

  • 毎日自炊している単身赴任者は約27%。無理に目指す必要はない
  • 自炊とそれ以外の食費差は月1〜2万円。続かない節約より続く仕組み
  • 「料理スキル×帰宅時間」で軸を決め、平日と休日で方法を分ける

平日の夕食を宅配弁当に置き換えるのが、最も手間なく食生活を立て直せる第一歩です。主要サービスの料金・味・使い勝手は「単身赴任向け宅配弁当おすすめ比較」で詳しく比較しています。

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この記事を書いた人

はじめまして。「たんしんライフ」運営者です。

私自身、単身赴任を経験する中で、食事の準備、生活家電の選び方、毎月の生活費、部屋づくりなど、実際に暮らしてみないと分からない悩みに直面してきました。

このサイトでは、これから単身赴任を始める方や、単身赴任中の生活を少しでも快適にしたい方に向けて、実体験をもとに役立つ情報をわかりやすく発信しています。

無理なく、ムダなく、少しでも安心して単身赴任生活を立ち上げられるよう、生活に寄り添った情報をお届けします。

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